群馬県済生会前橋病院

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医療の質指標

 クオリティー・インディケーター(QI)とは病院で実際に行われている医療の質を推し量るための様々な指標のことです。ひとくちに医療の質と言っても、いろいろな側面があり、様々な要素、様々な意味合いを含んでいます。カリスマ的な高度医療もさることながら、基本的な医療技術の充実、快適な療養環境の実現など、評価すべき項目はたくさんあります。これらをできるだけ客観的に評価し、自院の立ち位置を確認することによって、より良質な医療の提供を目指す改善活動が可能になります。科学的根拠に基づいて医療の過程・結果を分析し、医療の質を客観的に評価でるように設定した指標がクオリティー・インディケーター(QI)です。こ手法で自院の診療データを解析し公開することにより、他院と比較することが可能になります。自院の現状を把握し、医療の質改善活動を継続していくことが、これからの病院のあるべき姿と言えます。

急性期病棟における病床利用率

【病床利用率の計算方法】 (年間在院患者数/(許可病床数×365)×100

病床利用率とは、病院のベッドの利用状況を示す指標で、100%に近いほど空き病床が無い状況で利用されていることになります。
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急性期病棟における平均在院日数

【平均在院日数の計算方法】年間在院患者数/((年間新入院患者数+年間退院患者数)/2)

平均在院日数とは、入院患者さんの入院日数の平均です。病床利用率は高いほど、平均在院日数は短いほど、沢山の患者さんの診療に携わっていることになります。当院のような急性期病院では、平均在院日数を減らし、できるだけ多くの入院患者さんを受け入れる努力をしています。適切に診断し、患者さんの身体になるべく負担をかけない手術や治療を行うなどにより、必要以上の長期入院を回避し地域の医療ニーズに答えて行きたいと考えています。
グラフ ※適正な入院期間は疾患によって異なります。白血病治療センターでは、造血幹細胞移植療法(骨髄移植、臍帯血移植)を用いた治療法を行っているため、通常より長期の入院が必要です。グラフは、白血病治療センターと、その他の急性期病棟との平均在院日数を比較して表しています。

死亡退院患者率

【死亡退院患者率の計算方法】死亡退院患者数/全退院患者数
【75歳以上の死亡退院患者率の計算】75歳以上死亡退院患者数/75歳以上退院患者数
【75歳以上の退院患者率の計算】75歳以上退院患者数/全退院患者数
【全死亡退院患者の内75歳以上の死亡退院患者率】75歳以上死亡退院患者数/全死亡退院患者数

<医療安全全国共同行動の年齢基準に準ずる>
全退院患者数に対する、死亡退院された割合を示します。また、75歳以上の高齢者についても把握し、症例や診療過程を検討しています。患者さんの疾患や重症度が異なるため、一概に評価することは難しいですが、毎年の変化に着目をしています。
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剖検率

【剖検率の計算方法】剖検数/死亡退院患者数

剖検率とは、入院中に死亡された患者数に対する、病理解剖された患者数の割合を示します。病理解剖は、死因や病態を解明し、臨床診断をさらに正確にするため、ご遺族の承諾を得て行います。また病理解剖によって、新たな事実が発見されるなど、その後の診療に大変重要な情報となります。
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退院サマリー完成率

【退院サマリーの完成率計算方法】退院後1週間以内・2週間以内・1ヶ月以内にサマリーを記載した件数/退院患者数

退院サマリーとは、患者さんの病歴や入院時の身体所見・検査所見、入院経過など、入院中に受けた医療内容を要約し、最終診断名と転帰を記入したものです。
患者さんの多くは、退院後2週間程度で、外来や紹介元の病院を受診します。それまでに、入院時の記録を整理しておき、次回の受診時にそれを参照できるようにしておくことが重要です。
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退院後6週間以内の緊急再入院

患者さんの中には、退院後6週間以内に予定外の再入院をすることがあります。
その要因としては、在院日数の短縮が図られる中で、回復が不完全な状態で早期退院を強いたこと、入院時治療が不十分であったことなどが考えられます。
再入院率が低いほど、医療の質は上がります。
【退院後6週間以内の緊急再入院率】退院後6週間以内の緊急入院患者数/調査期間中の退院患者数

※前回入院と同一疾患で入院したかどうかは見ていません。 グラフ

地域支援病院における紹介率・逆紹介率

当院は平成21年に群馬県より医療法に定められた「地域医療支援病院」の承認を受けました。地域医療支援病院は地域の医療機関からの紹介患者に対する医療の提供、救急医療の提供、医療関係者の研修を行うなど、地域の「かかりつけ医」を支援する能力を備えた病院として、知事が承認した病院です。医療機関との連携を図り、より充実した医療の提供をめざします。

【地域医療支援病院における紹介率・逆紹介率】
地域医療支援病院紹介率=({紹介患者の数+救急患者の数}/初診患者の数)×100
地域医療支援病院逆紹介率=(逆紹介患者の数/初診患者の数)×100

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総手術件数

外来及び入院で実施された総手術件数を示します。
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麻酔別手術件数

総手術件数を、麻酔別に分類し示した表です。
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手術開始前1時間以内の予防的抗菌薬投与率

手術部位感染(SSI)を発症すると、入院期間の延長や入院医療費の増大など、患者さんにとってのデメリットは大きく、その予防の重要性は明らかであります。
SSIを予防する対策の一つとして、手術開始前の抗菌薬予防的投与があり、手術開始から終了後まで、血中または組織中の抗菌薬濃度を適切に保つことで、SSIを予防できる可能性が高くなります。SSI対策に率先して取り組むことで、安心して手術が受けられる環境をより強化しています。

当院では、手術全例において開始前1時間以内に抗菌薬の投与を行っていますが、前日から予防投与をしている手術もあります。抗菌薬の初回投与が手術開始前1時間以内であったものは以下の通りとなります。

【手術開始前1時間以内の予防的抗菌薬投与率】-日本病院会の定義に準ずる-

分子:手術開始前1時間以内に予防的抗菌薬が投与開始された退院患者数
   ・手術開始時刻は皮膚切開時刻とする。
分母:入院手術を受けた退院患者数

計算手順

手順①
同一入院期間中に複数回の手術が行われている患者を分母より除外する
手順②
手術申込しみが手術開始24時間以内に行われた患者を分母より除外する
手順③
帝王切開手術の患者を除外する
手順④
外来手術患者を除外する
手順⑤
術前に感染が明記されている患者を除外する(注1)
手順⑥

手術日-2日に抗菌薬が投与されている患者を分母より除外する(注2)

(手術2日前の投与は感染と考える)

手順⑦

手術日+7日に抗菌薬が投与されている患者を分母より除外する(注2)

(手術7日後の投与は感染と考える)

手順⑧

手術日-1日~手術日+6日に抗菌薬が投与されていない患者を分母より除外する(注2)

(清潔手術を除外する)

手順⑨

手術日-1日~手術日+2日に抗菌薬が投与されていない患者を分母より除外する(注2)

(術後3日目からの投与を除外する)

手順⑩

以下の3条件をすべて満たす抗菌薬を識別する(注3)

(大腸手術の経口抗菌薬計算処理を追加する)条件1 手術が別表①の手術
条件2 抗菌薬がフラジールまたはカナマイシン
条件3 抗菌薬投与開始日が手術日-1日

手順⑪

手順⑩の条件をすべて満たす抗菌薬を除いた抗菌薬のうち、手術ごとに最も古い投与日時を計算する(注3)

(投与された抗菌薬のなかの最も古い投与開始日時を求める)

手順⑫
手術開始日時、抗菌薬投与開始日時が60分未満を分子とする
 注1
手術ごとに手術創分類(清潔、準清潔、汚染、不潔・感染)の区別が可能であれば清潔、準清潔を分母とし、手順③、手順④、手順⑦、手順⑧、手順⑨、手順⑩、手順⑪、手順⑫のみ計算する
 注2
1手術あたり複数の抗菌薬が投与されている場合には「別紙:複数の抗菌薬投与の取扱い」を参照のこと
 注3
「別紙:手順⑩⑪の計算例」を参照のこと

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糖尿病患者の血糖コントロール

血糖コントロールとは、高血糖を改善して、出来るだけ正常な数値に近づける事です。血糖値を正常な状態に保つ事が出来れば合併症を発症する確立が大きく下がります。血糖コントロールは、食事療法・運動療法・薬物療法の3つが柱となります。
その大切な指標としてHbA1c(ヘモグロビン・エイワンシー)があります。日本糖尿病学会では、2012年4月1日よりHbA1cの表記をHbA1c(JDS値)からHbA1c(NGSP値)を用いることとし、糖尿病の診断をする際、HbA1c(NGSP値)が6.5%以上を糖尿病型と判定するとしています。

【HbA1c(NGSP値)=HbA1c(JDS値)+0.4%】

【糖尿病患者の血糖コントロール】-日本病院会の定義に準ずる-

分子:HbA1c(NGSP)の最終値が7.0%未満の外来患者数
分母:糖尿病の薬物治療を施行されている外来患者数
   ・過去1年間に糖尿病治療薬が<span=”red”>外来で合計90日以上処方されている患者
   ―除外―
   運動療法または食事療法のみの患者

計算手順

手順①
調査期間中に自施設で発行されたすべての<span=”red”>退院時処方箋および外来での処方箋ごとに「別表:血糖降下薬リスト」に該当するする
手順②
インスリンなど処方日数算定困難薬剤は1処方あたり処方日数30日として計算する
手順③
処方箋ごとに該当薬剤で最も長い処方日数をその処方箋の処方日数とする
手順④
処方箋の発行日が調査期間外で処方日数が調査期間内になる場合、調査期間内にかかる処方日数を日数計算の対象とする
手順⑤
処方箋の発行日が調査期間内で処方日数が調査期間外になる場合、調査期間内にかかる処方日数を日数計算の対象とする
手順⑥
調査期間中の合計投与日数の計算
 注1)処方日数の重なりや処方箋の発行日間隔は問わない
 注2)退院時処方箋は外来発行処方箋と同様に計算する
手順⑦
調査期間中に施行されたHbA1c(NGSP)の最終検査日とその値を求める
手順⑧
調査期間中にHbA1c(NGSP)が一度も施行されていない場合には最終検査日、最終値とも空白とし、分母からは除外しない
 注3)HbA1c(NGSP)最終検査日が初回処方日以前または処方日数が90日に達する前であっても調査期間中に検査が施行されていれば分母・分子から除外しない

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院内褥瘡発生率・治癒率

褥瘡(じょくそう)とはいわゆる『床ずれ』と呼ばれるものです。
当院では、皮膚・排泄ケア認定看護師と栄養管理褥瘡対策委員会が中心となり、褥瘡の発生予防や早期治癒を目的とした活動を行っています。また、標準マットレスをウレタンフォームマットレス(静止型マットレス)やエアマットレス(圧切替型マットレス)に変更することなどで褥瘡管理に取り組んでいます。

【発生率の計算方法】d2以上の新規発生患者数/全入院患者数
【治癒率の計算方法】治癒患者数/d2以上の保有患者数
 ※褥瘡深達度d2以上の患者数で計算しています。
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内視鏡検査・治療数

【GIF】・・・上部消化管内視鏡検査
咽頭部から、上部消化管(食道・胃・十二指腸)の観察、色素散布、生検などを行います。一般検査(経口内視鏡、経鼻内視鏡)と特殊検査・治療(内視鏡的粘膜下層剥離術《ESD》・内視鏡的食道静脈瘤結紮術《EVL》など)に分かれます。

【CF】・・・下部消化管内視鏡検査
小腸末端部から、大腸全般、肛門までの観察、色素散布、生検などを行います。肛門から内視鏡を挿入し検査・治療(内視鏡的粘膜切除術《EMR》など)を行います。

【ERCP】・・・内視鏡的逆行性膵胆管造影術
膵管、総胆管の出口である十二指腸乳頭にカテーテルを挿入し、内視鏡の先端から造影剤を注入して、胆管、膵管を選択的にX線造影する方法です

【その他】・・気管支鏡検査(BF)・経皮経管的胆道内視鏡(PTCS)・カプセル内視鏡・小腸ファイバー
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服薬指導件数

薬剤の使用に当たっては、その適切な使用が重要であり、医師の意図と異なる服用方法を行った場合には薬効が過剰あるいは不十分となり、病態を悪化させる可能性があります。この様なケースを前もって防ぐ為にも患者さんに処方薬の薬効と服薬方法、服薬の意義について分かりやすい言葉で説明し、理解を得る必要があります。これを服薬指導と呼びます。
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救急車受入数

救急車の受入台数を把握する事により、救急医療の機能を測ることが出来ます。
当院は、救急病院として急性期疾患に対応した地域医療に貢献し、今後も救急医療を積極的に行っていきたいと考えています。
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入院患者の転倒転落発生率

患者さんが入院中に、転倒したり、ベッドから転落したりすることは少なくありません。
生活環境の変化や疾患の影響などリスク要因はさまざまです。
当院では、入院時に「転倒・転落アセスメントスコアシート」を作成し、転倒・転落リスクを評価します。スコアシートの、危険度に対して看護計画を立案します。
また、「転倒・転落防止対策」の文書を用いて患者さんやご家族に説明をし、転倒・転落の防止に取り組んでいます。

【入院患者の転倒・転落発生率】
インシデント・アクシデントレポートの入院患者の転倒・転落件数/入院延べ患者数)×100
※単位は%(パーセント)で表示しています。
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クリニカルパス稼働率

【クリニカルパスの計算方法】
    クリニカルパス使用数/入院患者数
クリニカルパスは、入院から退院までの間に、どんな検査や治療を進めていくか患者さんに、分かり易く説明するために、スケジュール表にまとめたものです。また、食事や入浴、薬の飲み方についても記されています。患者さんには「入院診療計画書」として渡されることが一般的です。

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認定看護師数

認定看護師制度は、特定の看護分野において熟練した看護技術と知識を用いて水準の高い看護実践の出来る認定看護師で、看護ケアの広がりと質の向上を図ることを目的としています。
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職員のインフルエンザ予防接種率

感染対策において、医療を提供する側にある職員自らが媒介とならないよう、定期的に健康診断を受けることが「患者さんの安全」につながります。医療機関を受診される方では免疫力が低下していることが多く、患者さんへの感染予防と安全の為、医療従事者への、インフルエンザの予防接種が勧奨されています。

【職員のインフルエンザ予防接種率】
当院でのインフルエンザ予防接種者数 / 全職員数
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患者満足度アンケート

当院では患者サービスの向上を目的として、「患者満足度調査」を毎年実施しています。平成24年度は10月に調査を実施いたしました。調査にご協力いただきました患者さんには心よりお礼申しあげます。 この結果を各部署へフィードバックし、より良い病院づくりに取り組んでまいります。
【調査概要】

入 院:
調査期間(平成24年10月1日~31日)に退院した患者さんを対象。 病棟ごとに看護師が調査票を配布し、退院時に回収箱に投函する無記名回答方式で行いました。(有効回答数325枚)
外 来:
調査期間(平成24年10月15日~16日)に来院された患者さんを対象。 会計窓口にて事務職員が調査票を配布し、回収箱に投函する無記名回答方式で行いました。(有効回答数449枚)

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