群馬県済生会前橋病院

HOME > 当院の特色 > 当院の取り組み > 糖尿病支援チーム

糖尿病支援チーム

  当院では、日本糖尿病学会の認定糖尿病専門医が糖尿病の診療を行っています。
そして多職種が院内で糖尿病診療支援チームを結成して活動しています。

 

糖尿病専門医         1名photo
糖尿病認定看護師(糖尿病専門の看護師) 1名
日本糖尿病療養指導士(CDEJ)      23名
  看護師      17名
  管理栄養士    3名
  臨床検査技師   3名
  フットケア指導士 1名

薬剤師・理学療法士・地域連携室・医事課・・・

 

上記医療スタッフが院内で糖尿病診療支援チームを結成して活動しています。

 

 

主な院内活動内容

・教育入院:7日間パス、3日間パス、photo
 生活習慣病重症化予防教育教育入院3日間パス
・外来患者:療養指導、地域連携パス
 (生活指導・栄養指導・自己注射導入指導・
   糖尿病透析予防指導・フットケアなど)

 

 

 

 

 

 

 

 

糖尿病ってどんな病気?

2012年の国民栄養調査では、糖尿病が強く疑われる人は約950万人、糖尿病の可能性が否定できない人は約1100万人とあわせて約2050万人、すなわち国民の6人に1人が糖尿病あるいはその予備群と推定されています。いまや糖尿病は国民病といえる様になりました。

 糖尿病にはいわゆる3大合併症(網膜症、腎症、神経障害)の他に心血管病の合併が多いことが知られていますが、最近では癌、認知症、骨折の合併が多いことも明らかとなり、寝たきりになる危険性が高いことが判ってきました。

 糖尿病の治療の目的は、健康な人と変わらない日常生活の質の維持、健康寿命の確保です。その手段として血糖値だけでなく体重、血圧、血清脂質の管理が重要です。血糖値のコントロールにおいてはただ単に低いHbA1c値を達成するのではなく、個々に目標を定め質の良い血糖値のコントロールを達成することが重要と考えられる様になりました。 近年、数多くの糖尿病に関する薬が開発され糖尿病治療の幅が広がりました。しかしながら、糖尿病の治療の基本は食事、運動療法が基本である事に変わりがありません。また、様々な合併症に対してよりよい治療を提供するためには専門的知識を持った多くの職種のスタッフが関わることが必要です。

 当院の糖尿病療養支援チームには専門的知識が豊富なスタッフが揃っており、糖尿病に対する質の良い医療を提供できるものと考えております。

 糖尿病について疑問をお持ちの方は、是非済生会前橋病院の糖尿病支援チームのスタッフに声をおかけください。

 

                内分泌・糖尿病内科代表部長  荻原 貴之 

糖尿病看護認定看護師とは

 糖尿病治療は他の病気とは異なり、手術や薬で治すのではなく、自らが行う自己管理が治療の主体となります。とはいえ毎日の食事療法、運動療法の継続は並大抵の事ではなく、治療を中断してしまう方も少なくありません。多くの方は「糖尿病を良くしたいけれど、好きなものは好きなだけ食べたい」といった葛藤があるのではないでしょうか・・・

 糖尿病看護認定看護師の役割の一つは“糖尿病を持ちながらも自分らしく生活するお手伝いをすること”です。血糖コントロールに悩んでいる方一人ひとりと話す時間を可能な限り持ち、自己管理のお手伝いが出来ればと考えています。院内で見かけた時には気軽に声を掛けてください。

 

                 糖尿病看護認定看護師   高草木 由里

日本糖尿病療養指導士(CDEJ)とは

 糖尿病との療養指導全般に関する正しい知識を有し医師の指示の下で患者に熟練した療養指導を行なうことができる医療従事者の資格を有するものに対して糖尿病療養指導士認定機構が与える資格です。CDEJは医師と共に患者さんの自己管理を指導し、上手に血糖をコントロールしていくことを誘導する医療スタッフのことです。

 実際に糖尿病の治療をしていくには患者さんの自己管理がもっとも大切ですので糖尿病に取り組む患者さんに様々なアドバイスを与えながらサポートしていく役割を持っています。

日本糖尿病療養指導士(CDEJ)のバッジ
photo 院内で活躍するCDEJは皆このバッジをつけています。
 2本のカーブは食後血糖値の変動を示します。
 赤は情熱・青は友情横顔は日本糖尿病指導士その人です。
 糖尿病の事で困っている時、このバッジを見かけたらご遠慮なく声を掛けてください。
生活習慣病予防とは
photo  生活習慣病は脳卒中や心筋梗塞などの大きな疾病と密接な関係があります。生活改善をすることにより、そういった疾病に罹患することを防ぐ事が出来ます。当院では外来における治療、並びに教育入院を通して生活習慣の改善手助けを致します。
糖尿病透析予防管理指導とは

photo 糖尿病三大合併症の一つである糖尿病性腎症は、自覚症状なく進行するため、透析治療を必要とする患者さんが増えています。当院では医師・看護師・管理栄養士・薬剤師がチームとなり糖尿病透析予防の支援を行っています。

フットケア
(教育入院)
photo  糖尿病と足とは意外に深い関係があります。
 糖尿病になると足の手入れが非常に重要になりますが日常生活では足に気を使うことは殆どありません。
 看護師が患者さんの足の状態をチェックし、糖尿病と足の関係を説明し足病変予防の手助けをします。
フットケア
(外来)
photo

 糖尿病足病変の進行から、脚の切断を余儀なくされることがあります。
 予防の為には日頃足の状態のチェックが重要です!
 当院では専門の看護師による外来でのフットケアにも力を入れています。

フットケア
(透析センター)
photo  CDEJが活動しており、糖尿病足病変、末梢動脈硬化症の患者さんに対して定期的にフットケアを行っています。
 また定期的な検査の結果を確認しながら栄養科とも相談し、患者さんの透析ライフが有意義で充実したものになる手助けをしています。
栄養食事指導とは

photo 当院では、外来栄養食事指導・入院栄養食事指導・外来透析栄養食事指導など、幅広い指導を実施しています。

 外来ではおもに、糖尿病や脂質異常症、肥満などの生活習慣病の指導が多く、入院では各疾患に応じた指導や術前術後指導、退院時の指導などを多く行っています。

 食事時間が不規則、外食が多いなど食生活が乱れている方、高齢者の一人暮らしなどでバランスよく食事を摂ることが困難な方の指導など、生活環境や年齢に応じた指導も多く行っています。

 

詳しくはこちらもご覧下さい。

薬剤指導

 糖尿病の薬は多くの種類があり、薬の効果、服用方法を理解しておくことが重要です。

 さらに、糖尿病の薬には低血糖をはじめとして副作用があります。薬の副作用を知っておき、それに対する対処方法も理解しておく必要があります。

 薬剤師は患者さんが正しく薬を使用できるように支援していますので、薬でわからないことがありましたら遠慮なくご相談ください。

持続血糖測定(CGM)検査とは

 当院の糖尿病教育入院3日間コースの目玉検査がCGM検査です。

この検査は、お腹に専用のセンサを付けて3日間の糖濃度の変化を記録する検査です。

 自己血糖測定器(SMBG)では発見することが難しい夜中の低血糖や、明け方の高血糖、食後高血糖のピーク値を見つけることができます。

 

 こちらの検査で、低血糖が見つかった患者さんの治療変更前と治療変更後のデータです。

 circle の箇所で血糖値が大きく動き、低血糖がおこっていることがわかります。

 円グラフでは、24時間のうちで低血糖がおきた時間をパーセントであらわしています。

 治療変更前は5%ありましたが、治療変更後では1%に減少していることがわかります。

 

(治療変更前の1日の血糖変動)

治療変更前

 1日の低血糖の割合

治療変更前グラフ

 

(治療変更後の1日の血糖変動)

治療変更後

 1日の低血糖の割合

治療変更後グラフ

 

 このようにご自身では判らない血糖値の動きをとらえるこができます。血糖値の動きをより詳しくお知りになりたい方は受け持ちの医師にご相談ください。

 *インスリン療法を行っている方で、SMBGを行っている方は外来でも装着可能です。インスリン療法を行っていない方、SMBGを行っていない方は原則として3日間の入院の上の検査となります。受け持ちの医師とご相談ください。

 

自己血糖測定器(SMBG)の管理について

photo 糖尿病診療において血糖値の測定はとても重要な検査項目です。

 この血糖値を患者さん自身で検査できる機械がSMBGです。

 当院ではSMBGを使用している外来患者さんを対象に、検査科と連携して年に1回(誕生月と、その前後1か月)の点検と電池交換を行っています。正確な検査は機械のメンテナンスから始まります!

 ぜひお気軽に声をかけてください。

地域連携パス
 

photo

 地域連携パスとは、かかりつけ医の先生、当院担当医の二人の主治医が患者さんを診させていただく診療です。 

 

 糖尿病治療にあたり、かかりつけ医の先生から当院にご紹介頂いた後、患者さんには7日間又は3日間の入院をしていただきます(糖尿病教育入院)。各職種のスタッフから糖尿病の合併症や治療についての解説があり、又、様々な合併症の検査も受けていただきます。  

 退院後はかかりつけ医の先生への受診となりますが、初回は3ヶ月後、その後は6ヶ月毎に当院にも受診していただきます。

 かかりつけ医の先生と情報を共有することで、よりよい治療法を作り上げていくことを目的としています。

院外患者会活動
一般市民の皆さんを対象にした糖尿病に関する啓蒙活動も積極的に参加しています。
photo photo H30年度の主な活動は…
・勉強会
・食事会
・座談会
・ウォ-クラリー 等
 

 

※糖尿病の事で何かお困りの事、ご心配な事がありましたら主治医やCDEJにご相談下さい。

ページの先頭へ移動する
群馬県済生会前橋病院