看護部のご案内Nursing Department 部門紹介

部門一覧

A棟A6病棟

病床数:52床

消化器内科は、内視鏡を使っての胃・食道・大腸・胆のう・膵臓領域の診断や治療を外科と連携のうえ行っています。また、肝臓疾患では癌の患者さんに対して、血管化学療法塞栓術・ラジオ波治療なども行っています。治療入院期間は 1 週間位と短期間の入院が多くなっています。

腎臓リウマチ内科は、自己免疫疾患や腎障害の検査治療から腎障害で血液透析や腹膜透析が必要な方への導入や指導を行っています。腎臓病の教育入院もスタートしました。これは病気の基礎知識から食事・運動・治療についてわかりやすく理解していただけるようにそれぞれ専門のスタッフに教えてもらい、病気を悪化させないように知識を深め生活を改善して頂くことが目的の入院となっています。

消化管出血など緊急な入院処置が必要な場合も多く、外来と連携し速やかな対応を心がけています。入退院も多く慌ただしい病棟ですが、お一人お一人が安心して治療が受けられるようスタッフ一同お手伝いさせて頂きます。介護支援を受けながら生活している患者さんも多く、退院時の状態を視野に入れた介護支援の相談やケアマネージャーさんと相談し自宅での生活が困らないようお手伝いしています。入院でご心配な事があれば遠慮無くご相談ください。

看護師長のメッセージ

看護師32名看護補助者5名で患者さんの治療のお手伝いや生活指導など中心に患者さんご家族の要望に添えるような援助をめざし日々の業務に汗を流しています。若いスタッフが多いですが、働き方改革で、子育てしながら働くママさんも多く家庭と両立させて頑張っています。

A棟A5病棟

病床数:46床

整形外科病棟はA棟5階にあります。処置室の窓からは広く赤城山を見渡すことが出来、その景色は格別です。

当科は骨折や切創などの一般的な整形疾患の患者さんと、仕事中の事故などで救急搬送された患者さんが入院されています。腕や手の指を機械に挟まれ切断してしまうケースもあり、ほとんどが緊急手術となります。そのため手術前の不安な気持ちが少しでも緩和されるよう心がけて取り組んでいます。当科は急な受傷により入院される患者さんが多くを占めています。手術後は「使える手」を目指し、毎日のリハビリに励んで頂けるよう看護を行っています。

また高齢の方の大腿骨の骨折や腰痛などの入院も多くなっています。出来るだけ受傷前により近い歩行状態に戻れるよう、また日常生活動作が確保できるように、個々に合わせた支援を行っています。早期に社会復帰が出来るようにリハビリスタッフ、入退院支援センター看護師、薬剤師、栄養士、医療相談員など多職種のスタッフと連携を図り、今後も患者さんに寄り添った温かい看護と安全な医療の提供に努めていきたいと思います。

A棟A4病棟(外科・腹腔鏡外科センター)

病床数:54床

A棟4階外科・腹腔鏡外科センターは、主に手術を受けることを目的に入院される患者さんが大半を占めており、入退院が多い病棟です。その名の通り、腹腔鏡下で手術を受ける患者さんが多く、胆嚢摘出術は年間300件を上回る数となっています。その他には膵臓や肝臓、胃、大腸の手術も多く行われており、手術前・後を安心して治療を受けていただけるように、医師・看護師・コメディカルを含んだチームでのケアを実施しています。 また、当病棟の看護師が外来も携わっておりますので、入院から退院まで顔の見える医療、看護を行っています。

スタッフは、看護師長1名、副看護師長2名、看護師(時短者含む)33名、看護補助者3名、クラーク1名、医師事務3名を含め43名です。大人数ではありますが、一人一人が笑顔を忘れずに日々患者さんに接しています。不安を抱えながらも病気と向き合い、治療を行う患者さんやご家族に対して、寄り添った看護を提供してしたいと考えています。

看護師長のメッセージ

ほぼ毎日手術があり忙しい病棟ではありますが、1日1日元気になる患者さんの姿は嬉しいものです。大変な仕事ではありますが、この仕事が「好き」という気持ちを原動力に一緒にがんばりましょう。

A棟血液・腹膜透析センター

病床数:54床

透析センターは外来維持透析患者さんの他、合併症や手術の為に他の透析施設から転院されてくる患者さんも多く受け入れています。出張用装置を3台装備し、HCUや病棟での透析も管理しています。

又、血液透析の他に腹膜透析の外来も担当し、外来時から療法選択の相談や通院中のケア、相談などに対応しています。透析治療は長期に渡る治療であり、患者さんの疾病に対する理解が大切です。

療養を支援する立場でチーム医療における多職種と連携して情報交換を行いながら、個々の患者さんがより良い療養生活が送れるよう安全な治療と看護実践に取り組んでいます。

通院治療が継続できるように患者さんのADL(日常生活動作)の維持、向上を目指して理学療法士と連携し、透析中にボールやゴム紐を利用した下肢のリハビリを行っています。

看護師長のメッセージ

長期に渡る透析治療を継続している患者さん、支える御家族との信頼関係を築くよう、看護師、臨床工学士で協働しながら他の職種とも風通し良く連携をとり、スタッフ全員で頑張っています。ベテランから子育て中の看護師まで皆でサポートし合い、協力的で明るく働きやすい環境です。

A棟A2病棟

病床数:41床

A棟2階に位置し、その名の通り心臓や血管などの循環器系に疾患を持つ患者さんが入院する病棟です。主に、狭心症・心筋梗塞・心不全、動脈瘤や狭窄などの血管疾患に対し検査・治療を行っています。患者さんのQOLの向上をねらい、専門スタッフが行う心臓リハビリテーションを今年から始めました。

心臓の病気を持っている患者さんが大半を占めているため、重症度も高く、急に容態が変化することもあります。また高齢化に伴い、足腰が弱いなど複合的な要因で、目が離せない、介助が必要といった患者さんも数多くいらっしゃいます。一日中モニターの音、医療機器のアラーム音、ナースコール等で賑やかな病棟ですが、患者さんが高度医療を受けながらも、安全かつ安楽に過ごしていただける看護の提供に努めてまいります。また患者さんやご家族の立場に立ち、その思いを尊重した医療・看護の提供を目指しています。

冬場は病棟が満床となることも多く、ご迷惑をおかけすることがあるかと思います。しかし受診を希望される患者さんを断ることはありません。体調が悪ければ無理をせず、早めにご相談ください。またスタッフの対応・言葉遣い・身だしなみ等お気づきの点があれば、遠慮なくご指摘ください。

看護師長のメッセージ

忙しい病棟ですが、毎日カンファレンスを行い、患者さんに最善の看護が提供できるよう日々努力しています。新人からベテランまで、それぞれが自己研鑽し、自分のはたすべき役割を遂行しながら責任を持って看護をしています。

A棟HCU

病床数:16床

HCU(High Care Unit)は、特に院内で重症な患者さんを診ている病棟です。病棟の場所も手術室、血管造影室に近い所にあります。患者さんは、大きな手術後や心筋梗塞、心不全、生命の危険にさらされているような救急患者さんなど、外科・内科問わず、観察やケアなど集中管理が必要な方を対象としています。

HCUでは、少しの判断ミスや治療の遅れが病気の経過を左右します。そのためHCUのスタッフは緊張感を持ち患者さんに接しています。また、日々進歩する医療に対応できるように勉強会やトレーニングを行っています。

HCUの患者さんは、自分では動けない・動いてはいけない方や沢山の機器を使用する方などが多くいます。また夜でも明るく、モニターや医療機器、緊急入室に対応する音などが聞こえるようなストレスを感じやすい環境に置かれます。そうした患者さんに対し、少しでも苦痛を和らげ治療に専念していただくことができるよう日々看護をしています。また生命をかけ治療している患者さんのご家族に対しても、患者さん同様精神的な関わりができれば良いと考えています。

看護師長のメッセージ

HCUのスタッフは重症な患者さんを抱えながら毎日忙しい日々を送っていますが、患者さんが元気に回復されることを何よりのやりがいと感じて業務にあたっています。また高いレベルの医療・看護に対応できるよう自己研鑽を続け、責任と自信を持って看護をしています。

A棟外来診察室

外来診療室は、各診療科と通院治療センター、内視鏡センター、処置室、採血室、放射線室、リハビリ室へ看護師を配置しています。初めて来院される方にも安心して医療が受けられるよう声かけを行い、温かい看護の提供を目指しています。各部門とも質の高いケアが提供できるよう、取り組んでいます。

【診療部門】
外来診療室は、各診療科と通院治療センター、内視鏡センター、処置室、採血室、放射線室、リハビリ室へ看護師を配置しています。初めて来院される方にも安心して医療が受けられるよう声かけを行い、温かい看護の提供を目指しています。各部門とも質の高いケアが提供できるよう、取り組んでいます。

【処置室】
外来で行う検査や点滴、輸血などを実施する場所です。症状が強い患者さんは一時的に休息をお取りいただく場所でもあり、症状の異なる方への個別対応や、緊急的な状態にも速やかに対応できるよう、十分に観察を行い、安心と安楽に繋がるよう取り組んでいます。

【検査部門】
内視鏡室では、内視鏡技師の資格を有するスタッフを中心に、安全に検査や治療が受けられるよう介助しています。患者さんの不安や苦痛を軽減できるよう状態に合わせたケアの提供を心がけています。 放射線科にも常時看護師を配置し、検査前後の状態観察をしています。

【説明ブース】
お受け頂く検査の説明、検査日の流れ、注意点などを個別で説明しています。

看護師長のメッセージ

看護師の1/3が育児休暇を終えたママさん看護師の短時間勤務者です。育児休暇明けのママさん看護師は中堅看護師で頼れる存在です。ベテラン看護師も多く、結婚、子育てしながら働ける職場です。家庭と仕事を両立して、ぜひ一緒に働きましょう!

A棟入退院支援センター

入退院支援センターでは、看護師9名とMSW4名が勤務しています。互いに協力し合い患者さんが不安なく入院すること、そして入院治療をおえて地域社会へ復帰する為に必要とする支援があるか、外来部門、入院病棟スタッフと情報交換しながら患者さん一人ひとり、またご家族の思いもふくめ調整に取り組んでいます。

【入院支援部門】
外来で手術や治療のための入院が決定し、様々な検査や指示が説明されます。入院までの期間を患者さん個々の状況やご家族の支援状況などを把握しながら不安なく入院日を迎え治療できる準備のお手伝いします。

【退院支援部門】
入院治療で身体的、日常生活に変化をきたし支援を必要とする状況を病棟看護師と連携し患者さんの状態や思いを把握しご家族との面談などで地域社会へ復帰するお手伝いをしています。患者さんが使用できる社会資源を活用するための段取り、地域の医療、介護施設との連携など病院の窓口になり退院後の患者さんが生活者としての成り立つ支援を入院時から面談を通じて供に考えています。

看護師長のメッセージ

入退院支援部門の看護師は、個々の患者さん合った支援を考え多職種と協働がかかせない部門です。病院と地域医療との接点になる部署です。地域医療の現状を身近に学び病棟勤務の看護師とは違った看護師の役割があります。

B棟B3病棟(白血病治療センター)

病床数:47床

当センターは、成人白血病の治療及び研究に特化した専門施設で、県内外から数多くの患者さんが治療を受けに来ています。クリーンルーム20床(清浄度クラス1000.18床、クラス10000.2床)、無菌室3床(清浄度100)、を有し、化学療法や造血幹細胞移植を中心に行っており、造血幹細胞移植は県内で最も多く行われています。

ここで働く看護師・看護補助者は、患者さんの一番身近な存在として、不安や孤独感・閉塞感を和らげることに心がけながら、日々の治療・生活支援に努めています。他職種との合同カンファレンスも週1回行い、患者さんのプロセスに丁寧に寄り添えるよう連携を図っています。

看護目標は、患者さんやそのご家族にとって温かく誠実な看護を提供しよう!です。

自分だったら、自分の家族だったら、そんな思いを常に心にとめ、倫理的配慮を念頭に、根拠のある技術の提供と、個別性を重視した看護の実践、すなわち患者さんとそのご家族に価値をおく、そんな療養環境の提供を目指しています。

看護師長のメッセージ

休憩室から、春には保育園の庭に咲く満開の桜を、夏には前橋花火大会の打ち上げ花火を眺めることができ、そんな安らぎを得ながら一人一人が一生懸命頑張っています。“人は宝なり”人財をその人らしく育っていけるよう、添え立ち・味方となり・見守り・エールを送り続けます。

B棟B2病棟

病床数:45床

小児・一般内科病棟は、院内の多くの診療科の受け入れをしている混合病棟です。糖尿病を患い血糖コントロールが必要な方、白内障の手術を受ける方、外科の手術前後の化学療法を受ける方など疾患は多岐に渡ります。病棟名に、「小児科」を標榜しておりますが、平成27年度より常勤の小児科医が不在となり、残念ながらお子さんの入院はありません。

診療科が多岐に渡るからこそ、多くの職種(薬剤師、栄養士、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、医療相談員、入退院センター看護師等)がいくつも重なり協力しあって治療をしています。疾病を治すだけでなく「自宅へ」「地域へ」患者さんやご家族のご希望に添えるよう支援をしています。それは介護に関わることばかりではありません。例えば、インスリン注射が必要な患者さんへは、ご本人への指導を第一優先に行います。しかし、もし注射が困難であると判断されれば「妻(または夫)はできるかな。お子さんにお願いできるかな。それとも訪問看護など社会資源を投入した方がいいかな。」と、ご自宅で安全に過ごせる方法は何かと考えます。退院後の患者さんの姿をイメージして看護を提供していきます。ご心配なことがありましたら遠慮無くお声がけください。

看護師長のメッセージ

入退院数は多く、在院日数は短いというハードな環境の中、みんなで声を掛け合い協力しています。病棟の雰囲気は明るく、スタッフ同士の連携も取りやすい職場であり、スタッフ同士のチームワークは抜群です。又、お互いを尊重しあいながら「教え」「教えられ」日々仕事に取り組んでいます。

C棟C2病棟(緩和ケア病棟)

病床数:16床

緩和ケアとは、患者さんやご家族一人ひとりの体や心などのつらさを和らげ、より豊かな人生を送ることができるよう支えていくケアです。患者さんとご家族が共にくつろいでお過ごし頂けるよう全室個室となっており、ご希望を伺いながら、身の回りのお手伝いはもちろん、療養の相談をしたりし、ゆったりとお過ごしいただくことを大切にしております。また、起床時間や消灯時間はなく、面会時間も自由となっており、ゆったりとした環境の中でお過ごしいただけます。

緩和ケアでは患者さんはもちろんのこと、ご家族にも寄り添い、ゆったりと静かな時間の中で療養をしていただく事を最優先としております。その中でも専門性を発揮できるよう学習を重ねながら、心のこもったケアを提供出来るように日々努めています。

患者さんとご家族の心を支えることは、緩和ケアが担う大きな役割です。患者さんが病院にいてもご家庭にいるような雰囲気を味わえるように、そして、大切な時間を有意義に自分らしい療養生活が送れるようお手伝いさせていただきたいと考えています。

病棟師長のメッセージ

緩和ケア病棟では、ご家族との療養の時間や人としての尊厳を大切にしており、「自分らしく生きること」を支援しています。様々な症状緩和の力を磨きつつ全人的なかかわりをする中で、私たちと一緒に成長していきましょう。

C棟手術室・中央材料室

手術室:6室

当手術室は、外科、整形外科を中心に眼科・血液内科(骨髄採取)などの手術を行っており、執刀医・麻酔科医・看護師・臨床工学技士など他職種チーム間で連携を図り安全・円滑な手術の遂行に努めています。

患者さんとの関わりでは、術前の麻酔科診察に同席し、データや問診より看護計画を立案し個別性を重視した看護ケアの提供に努め、術前訪問では、手術室での経過をわかりやすく写真つきのパンフレットを用いて説明し、患者さんやご家族の抱えている不安や疑問にお答えし、快適に手術を受けられるよう援助します。

また、「周手術期管理チーム看護師」の認定を取得したスタッフが指導を行い、手術や麻酔による侵襲を看護的に制御し、手術後の回復が速やかであるようサポートしています。

新人教育についてはプリセプターシップを取り入れ、段階的な育成を行っています。そして、手術室キャリアラダーによりスタッフ1人ひとりが課題を持ち、やりがいと達成感を得られるような取り組みも行っています。

看護師長のメッセージ

患者さんの安全と円滑な手術の遂行という組織目標の下、スタッフ全員が協力しチーム一丸となって頑張っています。先輩から後輩へと看護技術の継承は丁寧に行われ、職場全体で温かく見守り成長へと繋げています。職場は働きやすい風土や学習する環境が整っており志の高いスタッフが揃っています。

C棟検診センター

検診センターは、人間ドックを中心に生活習慣病予防検診、事業所検診、特定検診、特殊業務検診等を行っています。スタッフは、事務員3名(非常勤1名含む)保健師3名(非常勤1名含む)看護師1名が居り、他に兼任の検診センター長、事務長、医師、検査技師、放射線技師、外来看護師と共に、検診業務に当たっています。

国民の2人に1人はがんにかかる時代になって来ており、受診して頂く方々の意識も高くなっています。頭部MRI・肺ヘリカルCT・内視鏡検査(経鼻内視鏡)・心臓、腹部超音波検査・マンモグラフィー検査・骨密度など高性能機器による検査や、専門医の画像診断の下、各種健診を行っています。新たにオプションで検査が行えるようになりましたフィブロスキャン(肝臓の硬さを知る検査)やアミノインデックス(将来、癌になるリスクを知る検査)などのお申し込みも多くあります。

健康意識が高く、検診を定期的に受けている人ほど、健康寿命が長くなると、先日、統計が出ました。いつまでも健康で元気に過ごして頂けるよう少しでもお手伝いができれば良いと考えており、今後も努力して行きたいと考えております。

看護師長のメッセージ

検診センターは、病気の方では無く、健康な方が健康を維持・増進できるよう受診して頂いている部署です。健康寿命を長くして行くためにも(元気で長生きできるように)毎年、人間ドックを受診して頂けるよう、スタッフ一同おもてなしの精神で対応させて頂きます。