看護部のご案内Nursing Department PNS
PNS(パートナーシップ・ナーシング・システム)とは
看護師が安全で質の高い看護を共に提供する事を目的に、互いがよきパートナーとして対等な立場で、互いの特性を生かし、相互に補完し協力し合って、毎日の看護ケアをはじめ、委員会活動、病棟内の係の仕事に至るまで、1年を通じて活動し、その成果と責任を共有する看護方式です。
PNSのメリット
①看護の可視化
②安全・安心な看護の提供 (患者満足度の増加)
③教育効果・人材育成
④看護記録のリアルタイムな記録
⑤残業(超過勤務)の減少、ワークライフバランスの実現
⑥職場の活性化
PNSの成功要件
①違いを生かす
②対等・平等
③活動目的の合意と共有化
④信頼感と緊張感のある関係
⑤特性や能力を生かした役割分担
⑥情報開示
当院の取り組み
平成25年7月 福井大学医学部附属病院 上山香代子先生を招き講演(主任以上対象)
平成25年8月 看護部長より院内看護師へPNS導入を説明 勉強会(全看護師対象)
看護部内にワーキングを立ち上げる(各部署代表)毎月1回 ミーティング
平成26年3月 福井大学 PNS研究会参加(聴講)
平成26年4月 看護部としてPNSを取り入れることを再度宣言し、全部署で開始
平成26年7月 福井大学 PNS研修受講(5名)
平成27年3月 福井大学 PNS研究会発表(1題)
現在各部署でPNSに取り組んでいるが、部署により格差がある現状
ワーキングで、各部署毎のマインド研修と監査を計画している
PNS 1日の流れ
8:30 始業
お互いが患者の情報を収集しとった情報を共有する。1日のスケジュールを組む。
点滴準備
自分たちの受け持ち患者の点滴をクロスチェックし、点滴を準備する。
検温
1人が患者とゆっくり話をし状態を観察、もう1人がそれを記録する。
観察
1人では判断に迷うことも、2人で確認しながら状態が把握できる。
昼食前の血糖値にあわせ、インシュリンを打つ。クロスチェックもスムーズ。
休憩時間の
打ち合わせ
休憩もどちらか1人が残るので、看護が継続される。
リシャッフル
午前の業務の進み具合をみんなで確認、ペア間の調整をする。
午後の予定をペア同士でも再確認。
受け持ち患者の
処置・ケア
2人で責任を持って行う。受け持ち患者の状態把握も容易になる。
看護計画の評価
2人で共有した情報を元に看護計画を評価、修正する。
退勤時の
申し送り
時短者が帰る時間、1人残されても看護は継続できる。
時短者退勤
受け持ち患者の事は引きついだから心配ない。
17:00 退勤
みんなと一緒に退勤。ほとんど残業もなく帰れます。