群馬県済生会前橋病院

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麻酔科

診療内容

 当院では、予定手術の患者さんの全身状態を把握し、安全に麻酔を行うために、術前、術後麻酔科診察を行っています。
 術前診察の最後に、「何か麻酔について聞きたいこと、不安なことはありませんか?」と聞くと、ほとんどの患者さんは「麻酔は良くわからないので何を質問したら良いかわからない」とお答えになります。また、麻酔への不安に関しては「手術途中で麻酔が切れてしまうことは無いのか?」、「麻酔は本当に覚めるのか?」、「術後の痛みはひどくないのか?」の3点に集約されています。手術を受ける患者さんが手術そのものよりも麻酔に対して大きな不安を持っていることに驚きつつも、麻酔の種類や、手順を説明した後、「麻酔は安全です。麻酔が覚めないなどということは 有りません。」と答えています。
 事実、現在の麻酔は大変安全です。日本麻酔学会の報告では麻酔が原因の死亡事故は約10万例に1例であるとされています。当院の年間麻酔件数は約1100例ですから、単純計算で100年に1例麻酔事故が起こるか起こらないかということになります。
 当院では麻酔中、最新のモニターを使用しています。例えば、麻酔中の患者さんの麻酔の深さを脳波を測定することによりモニターしています。また、全身麻酔をかけるときは、点滴から麻酔導入薬を注入すると5秒前後で意識がなくなります。現在使用されている吸入麻酔薬では、手術が終わると15分前後で麻酔か らさめます。患者さん本人は「あー、眠くなったな」と、思うとスーと意識がなくなり、次の瞬間「--さん、起きてください。」といわれて起こされます。この間、いったいどの位時間がたったのか患者さんにはまったくわからないのです。夢を見るまもなく一瞬のうちに手術が終わってしまったように感じるのです。
 麻酔科では術後の鎮痛に関しても力を入れています。胸部や腹部の手術では、全身麻酔と併用して必要に応じて、硬膜外麻酔(背中に管を入れ、そこから局所麻酔を注入し、胸からお腹までを麻酔することができる)を併用するため、麻酔から覚めた後も、安静にしていれば殆ど傷は痛くありません。また、当院の特徴の1つである腹腔鏡下の手術に対しては、手術の傷が小さいことから、硬膜外鎮痛法ほど強力な術後鎮痛は不要なので、より安全な方法として、点滴から微量の鎮痛薬を持続的に投与し、必要に応じて患者さん自身が鎮痛薬を投与できるような鎮痛法(i.v-PCA)や、超音波装置を用いて鎮痛に必用な神経のみを局所麻酔薬でブロックするエコーガイド下神経ブロックを積極的に行っています。

特 徴

 術後鎮痛に力を入れています。当院の硬膜外麻酔装置は患者さんが痛みを感じたときには自分で硬膜外に安全に薬を注入できる特殊な仕組みのものを使用しています。必要に応じて患者さん自身が鎮痛薬を投与できるような鎮痛法(i.v-PCA)や、超音波装置を用いて鎮痛に必用な神経のみを局所麻酔薬でブ ロックするエコーガイド下神経ブロックを積極的に行っています。麻酔が安全なのは当たり前、それだけでなく患者さんが、安心して、快適に手術を受けること ができることを第一に考え、麻酔を行っています。
 また、当院の麻酔医は全員が麻酔専門医です。麻酔専門医は、一定の麻酔経験をつんだ後に筆記試験、実技試験に合格して初めて専門医と認定されます。これには最低7年間の麻酔経験が必要です。このように経験豊富な麻酔医が最新の機器を使用して患者管理を行っています。どうか安心して麻酔を受けていただきたいと思います。

診療実績

全身麻酔 件数年次推移


 
 
腰椎麻酔 件数年次推移

 腰椎麻酔


伝達麻酔 件数年次推移

伝達麻酔


局所麻酔 件数年次推移

局所麻酔
 

医師紹介
名  前
吉田 長英
出身大学

群馬大学  1988年

資  格

医学博士
厚生労働省認定麻酔標榜医
日本麻酔科学会専門医・指導医

所属学会

日本麻酔科学会、日本臨床麻酔学会
日本ペインクリニック学会、日本区域麻酔学会

専門分野

中枢神経(下降性痛覚抑制系)

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