当院の特色Features of our hospital 平成30年度 群馬県済生会前橋病院 病院指標
平成30年度 群馬県済生会前橋病院 病院指標
- 年齢階級別退院患者数
- 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
- 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
- 成人市中肺炎の重症度別患者数等
- 脳梗塞の患者数等
- 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
- その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 | 0~ | 10~ | 20~ | 30~ | 40~ | 50~ | 60~ | 70~ | 80~ | 90~ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
患者数 | 47 | 105 | 155 | 190 | 417 | 772 | 1419 | 2237 | 1297 | 350 |
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
外科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
060335xx02000x | 胆嚢結石、胆嚢炎/腹腔鏡下胆のう摘出術 | 315 | 4.90 | 7.30 | 0.32 | 60.39 | |
060035xx99x60x | 結腸がん/化学療法(ベバシズマブ) | 198 | 4.29 | 4.41 | 0.00 | 67.13 | |
060160x001xxxx | 鼠径ヘルニア(15歳以上)/ ヘルニア手術 鼠径ヘルニア | 108 | 4.05 | 4.96 | 0.00 | 64.57 | |
060040xx99x60x | 直腸がん/化学療法(ベバシズマブ) | 89 | 3.98 | 4.33 | 0.00 | 69.49 | |
06007xxx9906xx | 膵臓がん/化学療法(FOLFIRINOX) | 75 | 4.29 | 5.96 | 0.00 | 60.19 |
・当院は「日本肝胆膵外科学会修練施設(A)」を取得し、高度技能指導医のもと、安全に肝胆膵領域の手術に取り組んでおり、年間110件以上の高難度手術を行っています。
・患者数の最も多い「胆嚢結石、胆嚢炎/ 腹腔鏡下胆嚢摘出術」とは、臍部を小切開し、そこから腹腔鏡を挿入。更に上腹部、右側腹部に1~2カ所処置具を挿入するための孔(ポート)を形成し、胆嚢を摘出する手術です。当院では、この手術症例の約90%を単孔式(切開部位は臍部のみでポート切開はなし)で行っています。
・患者数2位、4位の「結腸がん、直腸がんの化学療法」、患者数5位の「膵臓がんの化学療法」は、がんの手術前後に行う抗がん剤治療が非常に多く、ひとりの患者さんが何度も入退院を繰り返すため患者数では上位疾患となりました。
・患者数の最も多い「胆嚢結石、胆嚢炎/ 腹腔鏡下胆嚢摘出術」とは、臍部を小切開し、そこから腹腔鏡を挿入。更に上腹部、右側腹部に1~2カ所処置具を挿入するための孔(ポート)を形成し、胆嚢を摘出する手術です。当院では、この手術症例の約90%を単孔式(切開部位は臍部のみでポート切開はなし)で行っています。
・患者数2位、4位の「結腸がん、直腸がんの化学療法」、患者数5位の「膵臓がんの化学療法」は、がんの手術前後に行う抗がん剤治療が非常に多く、ひとりの患者さんが何度も入退院を繰り返すため患者数では上位疾患となりました。
整形外科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
070160xx01xxxx | 手根管症候群、肘部管症候群/手根管開放手術、神経剥離術 等 | 92 | 4.30 | 4.83 0.00 | 0.00 | 63.98 | |
160760xx97xxxx | 前腕の骨折/手術あり | 75 | 5.33 | 5.68 | 0.00 | 47.65 | |
070370xx99xxxx | 脊椎骨粗鬆症 | 56 | 25.36 | 21.47 | 25.00 | 80.43 | |
160740xx01xx0x | 肘関節周辺の骨折/ 骨折観血的手術 | 54 | 3.91 | 5.55 | 0.00 | 19.02 | |
160800xx01xxxx | 股関節・大腿近位骨折/ 人工骨頭挿入術 | 54 | 36.65 | 26.30 | 75.93 | 80.50 |
・当院は、開設当初より上肢の機能再建を目的とする手外科を専門領域とし、県内の手外科の基幹病院としての役割を担っております。
・患者数の最も多い症例は「手根管症候群(正中神経が手根管を通る部分で何らかの原因により管内の圧力が高まり、痛みやしびれを引き起こす疾患)」に対し“手根管開放手術”を施行。また「肘部管症候群(肘の内側にある肘部管部分で尺骨神経が圧迫されたりすることで特に小指と薬指にしびれが起こる状態)」に対し“神経剥離術”を行った症例です。当院は毎年、全国でも症例数の多い病院として上位に名前が挙がっています。
・患者数2位の「前腕の骨折」の骨折部部位は、ほぼ“橈骨”で、当院の年齢階級別では主に20歳未満と40歳以上に多く分布されます。
・患者数3位の「脊椎骨粗鬆症」は胸腰椎圧迫骨折等の症状を含む疾患で、平均年齢も80.4歳と非常に高く、高齢化社会における脆弱性骨折症例のひとつです。
・患者数4位の「肘関節周辺の骨折」では平均年齢19.2歳で15歳未満が2/3を占める疾患です。
・患者数5位の「股関節大腿近位骨折/人工骨頭挿入術」は、平均年齢80.5歳と高齢者が多く平均在院日数も長くなる傾向にあるため、転院率が当院で最も高い疾患です。
・患者数の最も多い症例は「手根管症候群(正中神経が手根管を通る部分で何らかの原因により管内の圧力が高まり、痛みやしびれを引き起こす疾患)」に対し“手根管開放手術”を施行。また「肘部管症候群(肘の内側にある肘部管部分で尺骨神経が圧迫されたりすることで特に小指と薬指にしびれが起こる状態)」に対し“神経剥離術”を行った症例です。当院は毎年、全国でも症例数の多い病院として上位に名前が挙がっています。
・患者数2位の「前腕の骨折」の骨折部部位は、ほぼ“橈骨”で、当院の年齢階級別では主に20歳未満と40歳以上に多く分布されます。
・患者数3位の「脊椎骨粗鬆症」は胸腰椎圧迫骨折等の症状を含む疾患で、平均年齢も80.4歳と非常に高く、高齢化社会における脆弱性骨折症例のひとつです。
・患者数4位の「肘関節周辺の骨折」では平均年齢19.2歳で15歳未満が2/3を占める疾患です。
・患者数5位の「股関節大腿近位骨折/人工骨頭挿入術」は、平均年齢80.5歳と高齢者が多く平均在院日数も長くなる傾向にあるため、転院率が当院で最も高い疾患です。
心臓血管外科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
050180xx02xxxx | 下肢静脈瘤/ 下肢静脈瘤手術等 | 43 | 2.05 | 2.85 | 0.00 | 66.91 | |
050130xx99000x | 心不全 | ‐ | - | 17.66 | - | - | |
050130xx97000x | 心不全/輸血あり | - | - | 23.94 | - | - | |
0400801499×001 | 肺炎等 A-DROP スコア1 | - | - | 13.46 | - | - | |
040090xxxxxx0x | 急性気管支炎 | - | - | 6.19 | - | - |
・当院では常勤医師1名で「足の静脈瘤から大動脈瘤まで」の治療に積極的に取り組んでおりましたが、2018年12月に入院患者の受け入れが出来なくなりました。
・患者数の最も多い「下肢静脈瘤/下肢静脈瘤手術」とは「大伏在静脈弁不全を主因とする下肢の静脈瘤に対してストリッピング術(逆流のある傷んだ静脈を引き抜く手術)やレーザー焼灼術」を行った症例です。
・患者数2位と3位の「心不全」とは“心臓のポンプとしての働きが低下し、全身の臓器に必要な血液量を送ることができなくなった状態”で主に「薬物療法」を行った症例です。
・患者数の最も多い「下肢静脈瘤/下肢静脈瘤手術」とは「大伏在静脈弁不全を主因とする下肢の静脈瘤に対してストリッピング術(逆流のある傷んだ静脈を引き抜く手術)やレーザー焼灼術」を行った症例です。
・患者数2位と3位の「心不全」とは“心臓のポンプとしての働きが低下し、全身の臓器に必要な血液量を送ることができなくなった状態”で主に「薬物療法」を行った症例です。
眼科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
020110xx97xxx0 | 白内障/水晶体再建術/眼内レンズを挿入する場合/片眼 | 175 | 2.91 | 2.84 | 0.00 | 74.54 | |
020200xx9710xx | 黄斑、後極変性/ 硝子体茎顕微鏡下離断術(網膜付着組織を含む)等 | 19 | 4.68 | 7.05 | 0.00 | 71.32 | |
020180xx97x0x0 | 糖尿病性網膜症/ 硝子体茎顕微鏡下離断術(網膜付着組織を含む)等/片眼 | 10 | 5.30 | 7.52 | 0.00 | 63.20 | |
020110xx97xxx1 | 白内障/水晶体再建術/眼内レンズを挿入する場合/両眼 | - | - | 6.55 | - | - | |
020210xx97x0xx | 網膜血管閉塞症/硝子体茎顕微鏡下離断術(網膜付着組織を含む)等 | - | - | 7.68 | - | - |
・当院では開設当初より硝子体手術と白内障手術を中心とした診療を行っています。
・患者数1位の「白内障」による「水晶体再建術/眼内レンズを挿入する場合/片側」は当院の眼科症例の82.1%を占めています。
・患者数2位の「黄斑、後極変性」とは、「黄斑前膜(眼底の網膜の手前に膜が張り、網膜の中心(黄斑)がそれに遮られて歪んで見える状態)等」に対し、「硝子体茎顕微鏡下離断術(網膜付着組織を含む)等」の手術を行った症例です。
・患者数3位の「糖尿病性網膜症」は糖尿病患者の約35%にある疾患と言われているため、糖尿病教育入院される患者さんへも眼科医師より眼科受診の大切さをお話ししています。
・患者数1位の「白内障」による「水晶体再建術/眼内レンズを挿入する場合/片側」は当院の眼科症例の82.1%を占めています。
・患者数2位の「黄斑、後極変性」とは、「黄斑前膜(眼底の網膜の手前に膜が張り、網膜の中心(黄斑)がそれに遮られて歪んで見える状態)等」に対し、「硝子体茎顕微鏡下離断術(網膜付着組織を含む)等」の手術を行った症例です。
・患者数3位の「糖尿病性網膜症」は糖尿病患者の約35%にある疾患と言われているため、糖尿病教育入院される患者さんへも眼科医師より眼科受診の大切さをお話ししています。
循環器内科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
050050xx99100x | 狭心症、慢性虚血性心疾患/心臓カテーテル法による諸検査」 | 282 | 2.49 | 3.01 | 0.71 | 71.72 | |
050050xx02000x | 狭心症、慢性虚血性心疾患/経皮的冠動脈形成術等 | 201 | 4.65 | 4.47 | 1.00 | 72.23 | |
050130xx99000x | 心不全 | 66 | 15.12 | 17.66 | 3.03 | 83.26 | |
030250xx991xxx | 睡眠時無呼吸症候群/終夜睡眠ポリグラフィー | 59 | 2.00 | 2.04 | 0.00 | 56.02 | |
050170xx03000x | 閉塞性動脈疾患/ 動脈塞栓除去術 その他のもの(観血的なもの)等 | 39 | 5.97 | 5.50 | 5.13 | 74.28 |
・当院では、主に「虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞)」に対しカテーテル治療を軸とした診療を行っています。
・患者数が最も多いのは「狭心症、慢性虚血性心疾患」に対して「心臓カテーテル法による諸検査(CAG)」を行った症例です。当院では1泊2日のクリニカルパスを導入しています。
・患者数2位は「狭心症、慢性虚血性心疾患」に対し「冠動脈形成術(冠動脈の狭窄を経皮的に解除して冠血流量を増大させる治療(狭窄部位をバルーンで拡張、または、拡張後に内腔側からステントにて補強するなど)」を行った患者数です。当院では2泊3日のクリニカルパスを導入しています。
・患者数3位の「心不全」は、救急入院率が95.5%であり、また平均年齢が83.26歳と高齢であるため在院日数が長くなってしまう症例です。患者さんができるだけ早く退院できるよう心大血管疾患リハビリも積極的に行っています。
・患者数4位の「睡眠時無呼吸症候群」は現代病のひとつであり、当院においても1泊入院で終夜睡眠ポリグラフィー検査を行っています。
・患者数5位の「閉塞性動脈疾患/動脈塞栓除去術」は、狭窄や閉塞した下肢動脈の血管をバルーンカテーテルで広げるPTAという手術を行った症例です。
・患者数が最も多いのは「狭心症、慢性虚血性心疾患」に対して「心臓カテーテル法による諸検査(CAG)」を行った症例です。当院では1泊2日のクリニカルパスを導入しています。
・患者数2位は「狭心症、慢性虚血性心疾患」に対し「冠動脈形成術(冠動脈の狭窄を経皮的に解除して冠血流量を増大させる治療(狭窄部位をバルーンで拡張、または、拡張後に内腔側からステントにて補強するなど)」を行った患者数です。当院では2泊3日のクリニカルパスを導入しています。
・患者数3位の「心不全」は、救急入院率が95.5%であり、また平均年齢が83.26歳と高齢であるため在院日数が長くなってしまう症例です。患者さんができるだけ早く退院できるよう心大血管疾患リハビリも積極的に行っています。
・患者数4位の「睡眠時無呼吸症候群」は現代病のひとつであり、当院においても1泊入院で終夜睡眠ポリグラフィー検査を行っています。
・患者数5位の「閉塞性動脈疾患/動脈塞栓除去術」は、狭窄や閉塞した下肢動脈の血管をバルーンカテーテルで広げるPTAという手術を行った症例です。
腎臓内科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
110280xx99000x | 慢性腎不全 | 54 | 8.44 | 12.05 | 3.70 | 62.46 | |
110280xx991x0x | 慢性腎不全/腎生検 | 22 | 6.77 | 7.18 | 0.00 | 51.59 | |
110280xx99010x | 慢性腎不全/人工透析 | 21 | 12.43 | 14.21 | 0.00 | 72.14 | |
110280xx02x00x | 慢性腎不全/動脈形成術、吻合術 | 17 | 9.82 | 8.75 | 5.88 | 68.59 | |
110260xx99x0xx | ネフローゼ症候群 | 11 | 29.82 | 21.40 | 9.09 | 68.36 |
・当院では、主に「急性・慢性腎不全、急性・慢性腎炎、ネフローゼ症候群、糖尿病性腎症等」の患者さんに対し、人工透析療法(血液透析、腹膜透析、血漿交換療法などの血液浄化療法)の治療を行っています。
・患者数1位~4位は「慢性腎不全」の症例です。
・患者数2位の症例は「経皮的腎生検」を行っている患者数です。「経皮的腎生検」とは患者さんが患っている腎疾患の種類、重症度、また最善の治療方法などを判断するための検査です。この検査は、背中から鉛筆の芯ほどの太さの針を刺し腎臓の組織の一部を採取するため、検査後は安静が必要となります。
・患者数3位は「血液透析治療」を行っている症例で、4位は「内シャント設置術」を行っている症例です。
・患者数5位の「ネフローゼ症候群」とは、尿中に大量のタンパク質が漏れ出し、むくんでしまう疾患です。
・患者数1位~4位は「慢性腎不全」の症例です。
・患者数2位の症例は「経皮的腎生検」を行っている患者数です。「経皮的腎生検」とは患者さんが患っている腎疾患の種類、重症度、また最善の治療方法などを判断するための検査です。この検査は、背中から鉛筆の芯ほどの太さの針を刺し腎臓の組織の一部を採取するため、検査後は安静が必要となります。
・患者数3位は「血液透析治療」を行っている症例で、4位は「内シャント設置術」を行っている症例です。
・患者数5位の「ネフローゼ症候群」とは、尿中に大量のタンパク質が漏れ出し、むくんでしまう疾患です。
内分泌内科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
100070xx99x010 | 2型糖尿病/副傷病あり/85歳未満 | 22 | 6.82 | 12.36 | 0.00 | 61.05 | |
100071xx99x010 | 2型糖尿病(末梢循環不全あり。) /副傷病あり/85歳未満 | 11 | 7.45 | 12.41 | 0.00 | 60.55 | |
100050xxxxxxxx | 低血糖症(糖尿病治療に伴う場合) | - | - | 5.87 | - | - | |
100180xx991xxx | 副腎皮質機能亢進症、非機能性副腎皮質腫瘍 /副腎静脈サンプリング | - | - | 4.02 | - | - | |
100070xx99x000 | 2型糖尿病/85歳未満 | - | - | 11.05 | - | - |
・糖尿病は教育の病気であると言われているため、当院では「教育入院」を積極的に行っています。
・3日間あるいは1週間の入院期間で、患者さんのライフスタイルに合わせた生活習慣の見直しについて、医師を中心に、看護師、管理栄養士、薬剤師、臨床検査技師、理学療法士等の専門職員による糖尿病治療に関しての講義や実践を行っています。
・患者数4位は副腎皮質異常による疾患に対して、副腎静脈サンプリングを行った症例です。
・常勤医師は1名ですが、内分泌疾患に幅広く対応した診療を行っています。
・3日間あるいは1週間の入院期間で、患者さんのライフスタイルに合わせた生活習慣の見直しについて、医師を中心に、看護師、管理栄養士、薬剤師、臨床検査技師、理学療法士等の専門職員による糖尿病治療に関しての講義や実践を行っています。
・患者数4位は副腎皮質異常による疾患に対して、副腎静脈サンプリングを行った症例です。
・常勤医師は1名ですが、内分泌疾患に幅広く対応した診療を行っています。
血液内科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
130010xx97x2xx | 急性白血病/輸血/化学療法 | 84 | 40.24 | 40.13 | 3.57 | 57.26 | |
130060xx99x4xx | 骨髄異形成症候群/アザシチジン | 45 | 9.82 | 10.62 | 0.00 | 74.02 | |
130010xx97x0xx | 急性白血病/輸血 | 31 | 16.74 | 16.04 | 0.00 | 79.77 | |
130010xx99x2xx | 急性白血病/化学療法 | 23 | 5.96 | 13.51 | 4.35 | 63.26 | |
130060xx97x00x | 骨髄異形成症候群/輸血 | 22 | 21.59 | 15.42 | 4.55 | 73.18 |
・当院では、「白血病」を中心とした治療に取り組んでおり、日本成人白血病治療共同研究グループ(JALSG)の参加施設として多数の症例登録も行っています。また、骨髄異形成症候群、悪性リンパ腫等、血液疾患全般の診断と治療も積極的に行っています。
・患者数1位、3位、4位の「急性白血病(血液のがん)」の主な治療方法は「化学療法」です。まず抗がん剤による寛解導入療法を行います。その後も完全寛解(全てのがんが消失し、新しいがんが出現しない状態)を維持する治療を継続するため、どうしても入院期間が長くなります。当院の「急性白血病」の平均在院日数は39.1日です。
・患者数2位と5位は、「骨髄異形成症候群(赤血球、血小板、白血球の3種類の血液細胞の大もとになる造血幹細胞に異常が起こり、前白血病状態となった疾患)」に対し「アザシチジン(商品名:ビダーザ)」という抗がん剤治療を行った患者数です。骨髄異形成症候群は難治性で高齢者に多い疾患であるため、当院の患者さんの平均年齢も72.7歳と高齢です。
・また「同種幹細胞移植」についてはDPC対象外となるため統計には含まれていませんが、平成30年度は28件の移植を実施しました。
・患者数1位、3位、4位の「急性白血病(血液のがん)」の主な治療方法は「化学療法」です。まず抗がん剤による寛解導入療法を行います。その後も完全寛解(全てのがんが消失し、新しいがんが出現しない状態)を維持する治療を継続するため、どうしても入院期間が長くなります。当院の「急性白血病」の平均在院日数は39.1日です。
・患者数2位と5位は、「骨髄異形成症候群(赤血球、血小板、白血球の3種類の血液細胞の大もとになる造血幹細胞に異常が起こり、前白血病状態となった疾患)」に対し「アザシチジン(商品名:ビダーザ)」という抗がん剤治療を行った患者数です。骨髄異形成症候群は難治性で高齢者に多い疾患であるため、当院の患者さんの平均年齢も72.7歳と高齢です。
・また「同種幹細胞移植」についてはDPC対象外となるため統計には含まれていませんが、平成30年度は28件の移植を実施しました。
消化器内科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
060340xx03x00x | 胆管結石、胆管炎/内視鏡的胆道結石除去術 等 | 217 | 7.80 | 10.08 | 5.53 | 75.26 | |
060100xx01xx0x | 大腸ポリープ/内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 | 147 | 2.08 | 2.67 | 0.00 | 66.95 | |
060050xx0300xx | 肝臓がん/肝悪性腫瘍ラジオ波焼灼療法 等 | 103 | 7.67 | 8.22 | 0.00 | 73.01 | |
060060xx97100x | 胆嚢がん、肝外胆管がん/内視鏡的胆道ステント留置術 等 その他の手術あり 手術・処置等1あり 手術・処置等2なし 副傷病なし | 35 | 10.40 | 15.05 | 8.57 | 80.89 | |
060360xx01x | 慢性膵炎/ 内視鏡的膵管ステント留置術 | 35 | 4.69 | 7.69 | 2.86 | 55.17 |
・当院では、肝・胆・膵や食道・胃・腸などの消化器全般の疾患に対して積極的な内視鏡治療を行っています。
・患者数の最も多い「胆管結石、胆管炎」の治療では「内視鏡的乳頭括約筋切開術を行い総胆管結石の摘出」や、「胆管狭窄に伴う閉塞性黄疸に対する内視鏡的胆道ステント留置術(乳頭から内瘻チューブをステントとして胆管内に留置するドレナージ法)」等を行っています。当院では4泊5日のクリニカルパスを導入しています。
・患者数2位は「大腸ポリープ」に対して内視鏡的にポリープを切除する手術を行った症例です。
・患者数3位の症例は「肝臓がん」に対して、「ラジオ波焼灼療法(RFA)」(電気メスから周波数の高いラジオ波を発生させ、かんを熱凝固壊死させる治療)や「マイクロ波凝固療法(MWA)」(腫瘍内に挿入した電極から一定量のマイクロ波を発生させ、がんを熱凝固壊死させる治療)を行った症例です。
・RFAは、肝切除術に比べ、身体への負担が少なく、かつ確実な焼灼域を得られる治療法です。当院は、RFA専用室を完備し、ソナゾイド造影エコーやCT/MRI画像と対比できるfusion imagingを用いて、積極的にRFAを実施しています。
・また、次世代のMWAも行っており、大型の原発性肝がんや転移性肝がんに対して治療しています。MWAは県内では当院でのみ実施しています。
・患者数4位は「胆管がん」に対して内視鏡的胆道ステント留置術を行った症例です。この手術は高齢者や手術不能な悪性胆道狭窄に対して有用な治療であるため、対象患者は特に高齢者が多いため平均年齢も80.89歳となっております。
・患者数5位の症例は「慢性膵炎」に対して内視鏡的膵管ステント留置術を行った症例です。
・患者数の最も多い「胆管結石、胆管炎」の治療では「内視鏡的乳頭括約筋切開術を行い総胆管結石の摘出」や、「胆管狭窄に伴う閉塞性黄疸に対する内視鏡的胆道ステント留置術(乳頭から内瘻チューブをステントとして胆管内に留置するドレナージ法)」等を行っています。当院では4泊5日のクリニカルパスを導入しています。
・患者数2位は「大腸ポリープ」に対して内視鏡的にポリープを切除する手術を行った症例です。
・患者数3位の症例は「肝臓がん」に対して、「ラジオ波焼灼療法(RFA)」(電気メスから周波数の高いラジオ波を発生させ、かんを熱凝固壊死させる治療)や「マイクロ波凝固療法(MWA)」(腫瘍内に挿入した電極から一定量のマイクロ波を発生させ、がんを熱凝固壊死させる治療)を行った症例です。
・RFAは、肝切除術に比べ、身体への負担が少なく、かつ確実な焼灼域を得られる治療法です。当院は、RFA専用室を完備し、ソナゾイド造影エコーやCT/MRI画像と対比できるfusion imagingを用いて、積極的にRFAを実施しています。
・また、次世代のMWAも行っており、大型の原発性肝がんや転移性肝がんに対して治療しています。MWAは県内では当院でのみ実施しています。
・患者数4位は「胆管がん」に対して内視鏡的胆道ステント留置術を行った症例です。この手術は高齢者や手術不能な悪性胆道狭窄に対して有用な治療であるため、対象患者は特に高齢者が多いため平均年齢も80.89歳となっております。
・患者数5位の症例は「慢性膵炎」に対して内視鏡的膵管ステント留置術を行った症例です。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 | 再発 | 病期分類 基準(※) |
版数 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Stage I | Stage II | Stage III | Stage IV | 不明 | ||||
胃癌 | 46 | 13 | 11 | 16 | 0 | 46 | 1 | 7 |
大腸癌 | 31 | 42 | 50 | 211 | 6 | 299 | 1 | 7 |
乳癌 | 7 | 1 | 0 | 1 | 0 | 3 | 1 | 7 |
肺癌 | 6 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 | 1 | 7 |
肝癌 | 10 | 12 | 11 | 9 | 2 | 117 | 1 | 7 |
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
【定義】
・「5大癌」と呼ばれる「胃癌、大腸癌、乳癌、肺癌、肝癌」の患者さんの数を、初発のUICC病期分類、および再発に分けて集計しています。
・UICC病期分類とは、UICC病期分類国際対がん連合によって定められた ①原発腫瘍の拡がり ②所属リンパ節への転移の有無と拡がり ③遠隔転移の有無 の3つのカテゴリによってそれぞれの癌をⅠ期(早期)からⅣ期(末期)の4病期(ステージ)に分類したものです。平成30年度に退院した患者さんを集計し、集計対象期間中に複数回入院された患者さんはそれぞれ集計を行っております。「初発」とは、当院において当該腫瘍の診断、あるいは初回治療を実施した場合を指します。「再発」とは、当院・他施設を問わずに初回治療が完了した後、当院にて患者を診察した場合や、がん寛解後に局所再発・再燃または新たな遠隔転移を来した場合を指します。
【特徴】
・当院の一般病棟入院患者数の25.5%はがん患者さんです。
・5大癌における症例数割合は多い順から ①大腸癌=66.9% ②胃癌=13.8% ③肝癌=16.9% ④乳癌=% ⑤肺癌=1.3%となっており、当院では5大癌の約7割を大腸癌が占めています。
・その大腸癌では、平成30年度は前年と比べ「ステージⅣ」の患者数が微増しました。また、化学療法による入院が多いため、再発症例数割合が49.2%と高値になっています。
・肝癌においても疾患の性質上、再発割合は72.7%と非常に高値となっています。
・「5大癌」と呼ばれる「胃癌、大腸癌、乳癌、肺癌、肝癌」の患者さんの数を、初発のUICC病期分類、および再発に分けて集計しています。
・UICC病期分類とは、UICC病期分類国際対がん連合によって定められた ①原発腫瘍の拡がり ②所属リンパ節への転移の有無と拡がり ③遠隔転移の有無 の3つのカテゴリによってそれぞれの癌をⅠ期(早期)からⅣ期(末期)の4病期(ステージ)に分類したものです。平成30年度に退院した患者さんを集計し、集計対象期間中に複数回入院された患者さんはそれぞれ集計を行っております。「初発」とは、当院において当該腫瘍の診断、あるいは初回治療を実施した場合を指します。「再発」とは、当院・他施設を問わずに初回治療が完了した後、当院にて患者を診察した場合や、がん寛解後に局所再発・再燃または新たな遠隔転移を来した場合を指します。
【特徴】
・当院の一般病棟入院患者数の25.5%はがん患者さんです。
・5大癌における症例数割合は多い順から ①大腸癌=66.9% ②胃癌=13.8% ③肝癌=16.9% ④乳癌=% ⑤肺癌=1.3%となっており、当院では5大癌の約7割を大腸癌が占めています。
・その大腸癌では、平成30年度は前年と比べ「ステージⅣ」の患者数が微増しました。また、化学療法による入院が多いため、再発症例数割合が49.2%と高値になっています。
・肝癌においても疾患の性質上、再発割合は72.7%と非常に高値となっています。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 | 平均 在院日数 |
平均年齢 | |
---|---|---|---|
軽症 | 24 | 8.96 | 52.58 |
中等症 | 60 | 19.42 | 76.88 |
重症 | 13 | 20.46 | 84.54 |
超重症 | 8 | 25.00 | 83.00 |
不明 | 0 | 0.00 | 0.00 |
【定義】
・市中肺炎とは、普段の社会生活のなかでかかる肺炎のことであり、成人市中肺炎診療ガイドライン(日本呼吸器学会)による重症度分類を用いて集計しています。この指標では細菌による肺炎を集計しており、インフルエンザウイルスなどのウイルスによる肺炎や、食べ物などの誤嚥による肺炎、気管支炎などは集計対象外です。
・重症度分類はA-DROPスコアを用い、軽症~超重症の4段階で評価しています。
【特徴】
・当院の重症度別の患者数は、中等症が最も多く、重症度が高くなるにつれ平均年齢も上がる傾向にあります。
・また、肺炎を専門に診る独立した診療科が無いため、それぞれの患者さんの基礎疾患を診ている診療科の医師が肺炎疾患を担当しているという現状もあり、平均在院日数等は基礎疾患による影響もあります。
・市中肺炎とは、普段の社会生活のなかでかかる肺炎のことであり、成人市中肺炎診療ガイドライン(日本呼吸器学会)による重症度分類を用いて集計しています。この指標では細菌による肺炎を集計しており、インフルエンザウイルスなどのウイルスによる肺炎や、食べ物などの誤嚥による肺炎、気管支炎などは集計対象外です。
・重症度分類はA-DROPスコアを用い、軽症~超重症の4段階で評価しています。
【特徴】
・当院の重症度別の患者数は、中等症が最も多く、重症度が高くなるにつれ平均年齢も上がる傾向にあります。
・また、肺炎を専門に診る独立した診療科が無いため、それぞれの患者さんの基礎疾患を診ている診療科の医師が肺炎疾患を担当しているという現状もあり、平均在院日数等は基礎疾患による影響もあります。
脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード
発症日から | 患者数 | 平均在院日数 | 平均年齢 | 転院率 |
---|---|---|---|---|
3日以内 | 6 | 32.00 | 86.67 | 20.00 |
その他 | 4 | 17.25 | 75.00 | 10.00 |
・脳梗塞の「発症日から3日以内」と「その他」に分けた数値が記載されています。
・転院率は転院先が「他の病院・診療所への転院」とし、転院患者数/全患者数で計算しています。
【特徴】
・当院は、脳梗塞専門の診療科が無いため、症例数も少なく、主に循環器内科の医師が脳梗塞の患者を診ています。
・脳梗塞で入院された患者さんの7割は救急入院です。
・転院率は転院先が「他の病院・診療所への転院」とし、転院患者数/全患者数で計算しています。
【特徴】
・当院は、脳梗塞専門の診療科が無いため、症例数も少なく、主に循環器内科の医師が脳梗塞の患者を診ています。
・脳梗塞で入院された患者さんの7割は救急入院です。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K672-2 | 腹腔鏡下胆嚢摘出術 | 345 | 1.86 | 3.04 | 1.16 | 60.69 | |
K634 | 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) | 107 | 0.93 | 2.10 | 0.00 | 64.47 | |
K7211 | 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) | 62 | 0.02 | 1.08 | 0.00 | 68.77 | |
K719-3 | 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 | 48 | 2.90 | 15.65 | 0.00 | 71.67 | |
K7032 | 膵頭部腫瘍切除術(リンパ節・神経叢郭清等を伴う腫瘍切除術の場合又は十二指腸温存膵頭切除術の場合) | 36 | 6.72 | 26.56 | 0.00 | 68.00 |
・当院では「腹腔鏡下による消化器系の手術」を数多く施行しており、更に、「日本肝胆膵外科学会で高難度肝胆膵手術に指定されている手術」も多く実施しております。
・患者数の最も多い「腹腔鏡下胆嚢摘出術」は全国でもトップクラスの症例数をこなし、更に当該症例の86.3%は臍部切開のみで傷跡が残らない「単孔式」にて手術を行っております。
・患者数2位は「腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側)」です。
・患者数3位の「内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満)」は、術前検査において大腸内視鏡検査を行った際、ポリープがある患者さんに対して施行した手術件数も含まれています。
・患者数4位の「腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術」は、主に結腸がんに対して行われる手術で、開腹手術よりも出血量が少なく、腸管の回復も早く、術後の主な合併症である癒着が少ないなどのメリットがあります。
・患者数5位の「膵頭部腫瘍切除術(リンパ節・神経叢郭清術を伴う腫瘍切除術の場合又は十二指腸温存膵頭切除術の場合)」とは、膵頭部領域の悪性腫瘍(膵頭部癌、中下部胆管癌、乳頭部癌、十二指腸癌 等)に対して行われる手術で、機能温存やQOLの向上を図るために開発された高難度手術のひとつであり、県内においても当院は非常に多い手術を行っています。
・患者数の最も多い「腹腔鏡下胆嚢摘出術」は全国でもトップクラスの症例数をこなし、更に当該症例の86.3%は臍部切開のみで傷跡が残らない「単孔式」にて手術を行っております。
・患者数2位は「腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側)」です。
・患者数3位の「内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満)」は、術前検査において大腸内視鏡検査を行った際、ポリープがある患者さんに対して施行した手術件数も含まれています。
・患者数4位の「腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術」は、主に結腸がんに対して行われる手術で、開腹手術よりも出血量が少なく、腸管の回復も早く、術後の主な合併症である癒着が少ないなどのメリットがあります。
・患者数5位の「膵頭部腫瘍切除術(リンパ節・神経叢郭清術を伴う腫瘍切除術の場合又は十二指腸温存膵頭切除術の場合)」とは、膵頭部領域の悪性腫瘍(膵頭部癌、中下部胆管癌、乳頭部癌、十二指腸癌 等)に対して行われる手術で、機能温存やQOLの向上を図るために開発された高難度手術のひとつであり、県内においても当院は非常に多い手術を行っています。
整形外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K093 | 手根管開放手術 | 69 | 1.32 | 1.78 | 0.00 | 63.42 | |
K0483 | 骨内異物(挿入物を含む)除去術(前腕,下腿) | 62 | 0.82 | 1.23 | 0.00 | 44.61 | |
K0462 | 骨折観血的手術(前腕,下腿,手舟状骨) | 49 | 3.16 | 9.24 | 2.04 | 46.47 | |
K0461 | 骨折観血的手術(肩甲骨,上腕,大腿) | 47 | 6.66 | 22.72 | 53.19 | 68.62 | |
K0731 | 関節内骨折観血的手術(肩,股,膝,肘) | 29 | 2.10 | 5.38 | 10.34 | 38.69 |
・当院では、上肢の機能再建を目的とする手外科を専門領域としており、特に患者数1位の「手根管開放術(手根部ほぼ中央部分を切開し、屈筋支帯を縦に切開し正中神経の減圧を行う手術)」は全国でも上位の症例数をこなしています。
・患者数2位は「骨内異物(挿入物を含む)除去術」です。
・患者数3位は「骨折観血的手術(前腕、下腿、手舟状骨)」であり、その対象部位別割合は、①前腕=37件 ②下腿=10件 ③舟状骨=2件 となっています。
・患者数4位は「骨折観血的手術(肩甲骨、上腕、大腿)」であり、その対象部位別割合は、①肩甲骨=0件 ②上腕=13件 ③大腿=34件 となっています。
・患者数5位の「関節内骨折観血的手術」とは。骨折線が、骨の関節を構成する部分まで及んでおり、転位、変形が生じて関節機能に障害を残しそうな時に行われる手術です。
・患者数2位は「骨内異物(挿入物を含む)除去術」です。
・患者数3位は「骨折観血的手術(前腕、下腿、手舟状骨)」であり、その対象部位別割合は、①前腕=37件 ②下腿=10件 ③舟状骨=2件 となっています。
・患者数4位は「骨折観血的手術(肩甲骨、上腕、大腿)」であり、その対象部位別割合は、①肩甲骨=0件 ②上腕=13件 ③大腿=34件 となっています。
・患者数5位の「関節内骨折観血的手術」とは。骨折線が、骨の関節を構成する部分まで及んでおり、転位、変形が生じて関節機能に障害を残しそうな時に行われる手術です。
心臓血管外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K617-2 | 大伏在静脈抜去術 | 36 | 0.19 | 1.00 | 0.00 | 66.17 | |
K6171 | 下肢静脈瘤手術(抜去切除術) | – | – | – | – | – | |
K386 | 気管切開術 | – | – | – | – | – | |
K497-2 | 膿胸腔有茎大網充填術 | – | – | – | – | – | |
K560-21 | オープン型ステントグラフト内挿術(弓部) | – | – | – | – | – |
・当院は常勤医師1名ですが、下肢静脈瘤手術を主に血管手術を積極的に行っています。
・患者数トップの「大伏在静脈抜去術」とは、大伏在静脈弁不全を主因とする下肢の静脈瘤に対して標準的な治療である「ストリッピング術(逆流のある傷んだ静脈を引き抜く手術)」を行った症例です。
・患者数5位の「オープン型ステントグラフト内挿術(弓部下肢静脈瘤)」などの大手術症例も大学病院から医師を派遣していただくなどの協力により対応しています。
・患者数トップの「大伏在静脈抜去術」とは、大伏在静脈弁不全を主因とする下肢の静脈瘤に対して標準的な治療である「ストリッピング術(逆流のある傷んだ静脈を引き抜く手術)」を行った症例です。
・患者数5位の「オープン型ステントグラフト内挿術(弓部下肢静脈瘤)」などの大手術症例も大学病院から医師を派遣していただくなどの協力により対応しています。
眼科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K2821ロ | 水晶体再建術(眼内レンズを挿入する場合)(その他のもの) | 177 | 0.03 | 1.88 | 0.00 | 74.47 | |
K2801 | 硝子体茎顕微鏡下離断術(網膜付着組織を含む) | 33 | 0.12 | 3.67 | 0.00 | 69.82 | |
K2802 | 硝子体茎顕微鏡下離断術(その他) | – | – | – | – | – | |
K284 | 硝子体置換術 | – | – | – | – | – |
・患者数トップの「水晶体再建術(眼内レンズを挿入する場合)(その他のもの)」とは片眼の白内障手術のことであり、眼科における手術症例の84.5%を占めております。
・患者数2位と3位の「硝子体茎顕微鏡下離断術)」とは、黄斑前膜、黄斑円孔、糖尿病性網膜症に対し、眼球内の治療の為に硝子体を除去し、代わりに液体または空気やガスを注入する手術を行った症例です。
・患者数2位と3位の「硝子体茎顕微鏡下離断術)」とは、黄斑前膜、黄斑円孔、糖尿病性網膜症に対し、眼球内の治療の為に硝子体を除去し、代わりに液体または空気やガスを注入する手術を行った症例です。
循環器内科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K5493 | 経皮的冠動脈ステント留置術(その他) | 94 | 4.26 | 4.46 | 2.13 | 72.17 | |
K5463 | 経皮的冠動脈形成術(その他) | 59 | 3.92 | 2.56 | 1.69 | 72.32 | |
K547 | 経皮的冠動脈粥腫切除術 | 55 | 2.85 | 2.80 | 3.64 | 70.91 | |
K616 | 四肢の血管拡張術・血栓除去術 | 53 | 1.81 | 8.09 | 9.43 | 73.21 | |
K616-4 | 経皮的シャント拡張術・血栓除去術 | 14 | 3.00 | 5.29 | 7.14 | 66.00 |
・患者数トップの「経皮的冠動脈ステント留置術(その他)」とは、「狭心症や心筋梗塞等に対し、狭くなった冠動脈をバルーンで拡げ、再狭窄防止のために内腔側からステントで補強する」手術です。診療報酬点数表では、1.急性心筋梗塞に対するもの 2.不安定狭心症に対するもの 3.その他のもの と3つに分かれています。当院では「薬剤溶出性ステント」(血管に機械的支持を与えるだけでなく、血管が再び閉塞するのを防ぐ働きをする薬剤が塗布されているステント)を用いた治療も行っています。
・患者数2位の「経皮的冠動脈形成術(その他)」とは、狭心症、心筋梗塞等に対し狭くなった冠動脈をバルーン等で拡げ冠血流量を増大させる手術です。この項目も診療報酬点数表では、1.急性心筋梗塞に対するもの 2.不安定狭心症に対するもの 3.その他のもの と3つに分かれています。
・患者数3位の「経皮的冠動脈粥腫切除術」とは、デバイスという筒状の器具を使って冠動脈にできた粥腫を削り取る手術で高度な技術が要求される手術です。
・患者数4位の「四肢の血管拡張術・血栓除去術」は、当院では主に下肢動脈の閉塞性病変に対し、血管狭窄または閉塞部をバルーンカテーテルで拡張する手術を行っています。
・患者数5位の「経皮的シャント拡張術・血栓除去術」とは、血液透析を導入する際に作成した内シャントが、血栓などで狭窄や閉塞をおこした場合に、経皮的にシャントの拡張や血栓除去を行ったものです。
・患者数2位の「経皮的冠動脈形成術(その他)」とは、狭心症、心筋梗塞等に対し狭くなった冠動脈をバルーン等で拡げ冠血流量を増大させる手術です。この項目も診療報酬点数表では、1.急性心筋梗塞に対するもの 2.不安定狭心症に対するもの 3.その他のもの と3つに分かれています。
・患者数3位の「経皮的冠動脈粥腫切除術」とは、デバイスという筒状の器具を使って冠動脈にできた粥腫を削り取る手術で高度な技術が要求される手術です。
・患者数4位の「四肢の血管拡張術・血栓除去術」は、当院では主に下肢動脈の閉塞性病変に対し、血管狭窄または閉塞部をバルーンカテーテルで拡張する手術を行っています。
・患者数5位の「経皮的シャント拡張術・血栓除去術」とは、血液透析を導入する際に作成した内シャントが、血栓などで狭窄や閉塞をおこした場合に、経皮的にシャントの拡張や血栓除去を行ったものです。
腎臓内科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K616-4 | 経皮的シャント拡張術・血栓除去術 | 75 | 0.31 | 1.00 | 1.33 | 74.71 | |
K610-3 | 内シャント又は外シャント設置術 | 29 | 5.72 | 12.59 | 13.79 | 70.21 | |
K635-3 | 連続携行式腹膜灌流用カテーテル腹腔内留置術 | – | – | – | – | – | |
K5493 | 経皮的冠動脈ステント留置術(その他) | – | – | – | – | – | |
K7211 | 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) | – | – | – | – | – |
・患者数トップの「経皮的シャント拡張術・血栓除去術」とは、血液透析を導入する際に作成した内シャントが、血栓などで狭窄や閉塞をおこした場合に経皮的にシャントの拡張や血栓除去を行った症例です。
・患者数2位は、血液透析導入時に行う「内シャント設置術」です。
・患者数2位は、血液透析導入時に行う「内シャント設置術」です。
消化器内科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K688 | 内視鏡的胆道ステント留置術 | 150 | 1.73 | 8.13 | 8.67 | 78.13 | |
K7211 | 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) | 147 | 0.01 | 1.05 | 0.00 | 67.09 | |
K708-3 | 内視鏡的膵管ステント留置術 | 56 | 0.43 | 5.63 | 7.14 | 62.71 | |
K697-22 | 肝悪性腫瘍マイクロ波凝固法(その他) | 47 | 1.17 | 5.45 | 0.00 | 73.00 | |
K6852 | 内視鏡的胆道結石除去術(その他) | 46 | 0.91 | 4.30 | 2.17 | 71.04 |
・当院の消化器内科では、肝・胆・膵疾患の内視鏡治療を積極的に行っています。
・患者数トップの「内視鏡的胆道ステント留置術」は、主に膵臓がん、胆管がん、胆管結石等により狭窄した胆管に、チューブをステントとして胆管内に留置する内視鏡的ドレナージ法です。
・患者数2位は大腸ポリープ等に対する「内視鏡的結腸ポリープ・粘膜切除術」です。当院では、大腸内視鏡検査は全て拡大機能をもつ内視鏡で行っており、病変の発見と同時に拡大観察とNBI観察ができるようになっています。
・患者数3位の「内視鏡的膵管ステント留置術」とは、膵管にステントを留置することにより、主膵管狭窄に伴う膵液流出障害を解除し、慢性膵炎の疼痛の軽減、膵機能障害、膵石の治療・再発防止などを行う治療です。
・患者数4位の「肝悪性腫瘍マイクロ波凝固法」とは、肝臓がんに対し、腫瘍内に挿入した電極から一定量のマイクロ波を発赤させ、熱凝固壊死させる治療法です。
・患者数5位の「内視鏡的胆道結石除去術」とは、胆管結石に対し、ERCP(内視鏡的逆行性胆膵管造影法)を施行した後、胆管にある石を砕石し、バスケットカテーテルを用いて除去する治療法です。
・患者数トップの「内視鏡的胆道ステント留置術」は、主に膵臓がん、胆管がん、胆管結石等により狭窄した胆管に、チューブをステントとして胆管内に留置する内視鏡的ドレナージ法です。
・患者数2位は大腸ポリープ等に対する「内視鏡的結腸ポリープ・粘膜切除術」です。当院では、大腸内視鏡検査は全て拡大機能をもつ内視鏡で行っており、病変の発見と同時に拡大観察とNBI観察ができるようになっています。
・患者数3位の「内視鏡的膵管ステント留置術」とは、膵管にステントを留置することにより、主膵管狭窄に伴う膵液流出障害を解除し、慢性膵炎の疼痛の軽減、膵機能障害、膵石の治療・再発防止などを行う治療です。
・患者数4位の「肝悪性腫瘍マイクロ波凝固法」とは、肝臓がんに対し、腫瘍内に挿入した電極から一定量のマイクロ波を発赤させ、熱凝固壊死させる治療法です。
・患者数5位の「内視鏡的胆道結石除去術」とは、胆管結石に対し、ERCP(内視鏡的逆行性胆膵管造影法)を施行した後、胆管にある石を砕石し、バスケットカテーテルを用いて除去する治療法です。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC | 傷病名 | 入院契機 | 症例数 | 発生率 |
---|---|---|---|---|
130100 | 播種性血管内凝固症候群 | 同一 | 5 | 0.07 |
異なる | 22 | 0.31 | ||
180010 | 敗血症 | 同一 | 14 | 0.20 |
異なる | 16 | 0.23 | ||
180035 | その他の真菌感染症 | 同一 | 4 | 0.06 |
異なる | 6 | 0.09 | ||
180040 | 手術・処置等の合併症 | 同一 | 86 | 1.23 |
異なる | 5 | 0.07 |
・播種性血管内凝固症候群は、さまざまな重症の基礎疾患により、全身の血管内で血栓ができる病態です。当院では、血液疾患の患者さんや術後の患者さんにみられる疾患です。
・敗血症は血液が細菌に感染することにより全身に炎症を起こす病気です。肺炎や尿路感染症、腹膜炎、悪性腫瘍などが原因です。
・手術・処置などの合併症には、術後の創部感染や出血、縫合不全などがあります。一定の確率で起こりえるものですので、完全になくすことはできません。当院においても起こりえる合併症に関しては、事前に患者さんへ十分な説明を行い、手術や処置施行の同意をいただいています。
・敗血症は血液が細菌に感染することにより全身に炎症を起こす病気です。肺炎や尿路感染症、腹膜炎、悪性腫瘍などが原因です。
・手術・処置などの合併症には、術後の創部感染や出血、縫合不全などがあります。一定の確率で起こりえるものですので、完全になくすことはできません。当院においても起こりえる合併症に関しては、事前に患者さんへ十分な説明を行い、手術や処置施行の同意をいただいています。
更新履歴
- 2019/09/30
- 平成30年度病院指標を公開しました。
平成30年度に退院した患者さんの人数を10歳刻みの年齢階級層に区分し集計しています。当該年齢は入院時の満年齢です。また、90歳以上の患者さんは1つの階級にまとめてあります。
【特徴】
当院の入院患者さんは60歳以上が全体の75.9%を占めています。また、80歳以上の患者さんは23.8%で昨年と比べ1.1%増加しました。若い世代である30歳代以下は7.1%です。年代別の主な疾患は、30歳代以下は上腕骨遠位端骨折、急性リンパ芽球性白血病、膵炎、胃腸炎、などであり、60歳以上では、膵臓がん、結腸がん、狭心症であり、80歳以上は更に心不全、誤嚥性肺炎が追加されます。